まだ紅葉には早いと思っていたが、来週末は地区の収穫祭があり出かけられないことから前倒しとして歩いてきた。
やはり紅葉には早かった。見頃は中旬頃か。
渓流は前日の雨のせいか水量豊富で迫力があった。
背戸峨廊は今回で2回目。前回は13年前、その内容はきれいに忘れており、初めて歩くようなもの。
今回のコースは、背戸峨廊入口→トッカケの滝→三連の滝→背戸峨廊入口の左回りの周回。
約4時間の山散歩でした。
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【市営駐車場】
自宅6時発、7時30分駐車場着。常磐道いわき中央IC下車、112Km。ナビ設定:江田駅。
江田駅を過ぎ背戸峨廊入口の案内板を見て細い道路を進み終点の市営駐車場に車を停める。
身支度を整えて渓谷に発つ 8時00分発。

【渓谷入口】
駐車場の一角にある渓谷入口。

【コースマップ】
駐車場の一角にある掲示板。左回りが順路とされている。

【遊歩道】
遊歩道入口からほどなく河原へと降りる道がある。河原へ降りて、川岸に作られた道を行く。
透明度の高い渓流である。


【屏風岩】
河原のごろごろした岩の間をつづく道を辿って行くと、川の両岸が切り立った壁になっている場所が現れる。
屏風状の垂直岩で屏風岩と呼ばれている。

【屏風谷】
幽玄な雰囲気漂う屏風状の垂直岩に挟まれたゴルジュ。

【廻り淵】
屏風岩を過ぎると大きな岩の間を急流が流れるその脇を辿って進む。
小さな滝になっている箇所もあってなかなか見応えのある場所である。
魚の遡上もこの淵の下までとか。

【遊歩道】

【トッカケの滝】
背戸峨廊の最初の大滝であるトッカケの滝。
トッカケの滝の左の岩壁にある鎖とハシゴを使い登る。
すぐ脇を流れ落ちる急流は爽快そのものです。


【釜ヶ淵】
沢伝いにさらに登っていくと「釜ヶ淵」。大きな丸い鉄釜のような深く黒々とした滝壷である。

【遊歩道】

【橋を渡る】

【鎖を頼りにへつる】
橋を渡り鎖を頼りに靴を濡らさぬようにへつりながら慎重に進む。


【遊歩道】


【片鞍滝】
落差はそれほどないが、裾が左右に広く、鞍の片側に似ている扇状の美しく優雅な滝。
ルートは滝の右側の岩壁にある長い長いハシゴを登る。


【遊歩道】


【龍門滝】
一枚岩の表面をなめる様に流れ落ちる滝。


【遊歩道】

【黄金とろかし】
橋を渡れば豊富な水量でまばゆいばかりに光輝く滝。


【龍の寝床】
龍が棲むのにふさわしい黒々とした滝壺。


【鹿の子滝】
鹿の子模様の流れ滝。

【見返り滝】
振り返って見ないとよく見えないと言われる滝。

【三連の滝】
背戸峨廊で最後の滝。
三連は「さんれん」ではなく未練とのごろあわせで「みれん」と読む。

【山道】
ここからは山道となる。
「三連の滝」手前の左側(右岸)の道を登る。

【紅葉】
時折見られる紅葉。

背戸峨廊はその名前にふさわしく、大きくはないがゴルジュの様相を呈する澄んだ沢に個性的な滝や淵、瀞が連続し最後まで飽きることはない。
道標や梯子、鎖もよく整備されており、沢登りの感動を手軽に味わえるが、足元が滑り易い箇所があるため油断は禁物です。